たらのしぐれ煮の作り方と思い出
材料(2人分)
- 甘塩たら: 2切
- 片栗粉: 少々
- 油: 適量
- 大根: 1/3本
- めんつゆ: 少々
- 小ねぎ: 少々
作り方
7. 小ねぎを上に散らして完成です。
注意: たらに骨が付いているので気を付けて食べて下さい。大根おろしをたくさん作って、納豆、豆腐、ぶりの照り焼きの上にのせても美味しいです。胃腸の働きが良くなると思います。
作り方のコツ
1. たらは均等に3等分に切ることで、揚げる際に調理が均一になります。
2. 片栗粉をまぶす際に、均一に付着させるように心掛けましょう。
3. 油の温度を約150度に保ち、たらを揚げてカリッと仕上げることがポイントです。
4. 大根おろしの水分を十分に切り、なめらかな食感に仕上げるために軽くしてください。
5. めんつゆの味付けは好みに合わせて調整し、ふっくらとした風味を出すと良いでしょう。
おすすめの食べ方
1. たらのしぐれ煮をご飯の上に盛り付け、小ねぎを散らしてお召し上がりください。
2. 余った大根おろしを添えて、食べる際に風味を引き立てましょう。
3. 納豆やぶりの照り焼きと組み合わせても美味しいです。特に、大根おろしと相性が良いです。
特徴
1. 甘塩たらの旨味と揚げたてのカリッとした食感が絶妙にマッチしています。
2. 大根おろしとめんつゆが絡み合い、さっぱりとしたがありつつも深い味わいが楽しめます。
3. たらに含まれる栄養素と、大根の消化効果が相まって、胃腸の働きを促進します。
思い出
岩手の山奥で過ごした子供時代は、美しい自然に囲まれ、質素ながらも温かな農家の生活が続いていました。魚料理は贅沢で、滅多に食卓に上ることはありませんでした。私は当時、魚が苦手で、母はそれを知り、工夫を凝らして私に魚を受け入れさせようとしました。
母の手によって、山奥の新鮮な食材を使った料理が毎日のように並び、その中には特に印象深い「たらのしぐれ煮」がありました。母は、大根おろしを混ぜて魚の風味を和らげ、私の口に合うように工夫してくれたのです。しかし、子供の私はまだ魚に懐疑的で、いやいやと食べていたのが記憶に残っています。
歳月は流れ、大人になった私は自ら子供たちに同じ料理を振る舞いました。驚くことに、彼らもまた魚に対して同じような抵抗感を示しました。笑顔で受け入れてくれることを期待して作った「たらのしぐれ煮」が、やはり拒絶される瞬間。母の苦労が今、より理解できる瞬間でした。
魚の中にひそむ骨が、喉に引っかかる経験もありました。今では笑い話となっていますが、当時は大変な思い出となりました。母の思いやりと工夫、そして私たちが共有する笑い。これらが結びついて、岩手の山奥で過ごした日々の一コマとして、温かな思い出として心に残っています。
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