ぶり大根の作り方と思い出

【ぶり大根レシピ】(お客さん撮影)






材料(2人分)


- ぶり: 2切

- 大根: 1.5cm位の厚さ、4個

- しいたけ: 2個

- 焼き豆腐: 1/2個

- 水: 400ml

- 酒、みりん、しょうが: 少々

- 砂糖: 大2〜2.5

- しょうゆ: 大3




作り方

1.  ぶりを2等分に切っておきます。


2. 大根を1.5cm位の輪切りにし、半分に切ります。


3. 大根は竹串が通る位に湯がいて下さい。


4. ぶりを、ザルに入れ大根を湯がいた湯をぶりに上からかけて下さい。ぶりの臭みが取れます。


5.  湯をかけたら、水道水で表面を洗い流して下さい。


6. なべに水を入れ、ぶり、大根、豆腐、しいたけを入れ、酒、みりん、、砂糖、しょうゆを入れ、しょうがを加えて中火で煮込んで下さい。



7. 大根は下ゆでしてあるので味がしみやすくなってます。味は最後に調整して下さい。


8. ぶりと大根の美味しい季節にぜひお試しください。




まとめ

酒、みりん、しょうが、砂糖、しょうゆなどの調味料によって、ぶりの風味と大根の甘みが絶妙に調和しています。
   
ぶりのふっくらとした食感と大根の柔らかさが相まって、食べ応えのある一品となっています。

ぶりの臭みを取るために湯がき、調理の際には大根が下ゆでされているため、食材それぞれの特性を生かした調理法が特徴です。

伝統的な調味料や食材を使用しており、季節感を大切にした日本の食文化とのつながりが感じられる料理です。



思い出


私の田舎でのぶりの料理は、家族の記憶に深く刻まれています。冬の日、母は手際良く大根を削り、ぶりの「あら」と共に鉄鍋に投入し、ほのかな甘みが広がる香りが家中に広がりました。

子供の頃、私は大根のみを選んで食べていたような記憶があります。その頃の私は魚の風味になじみがなく、大根の柔らかい食感にだけ心を寄せていたように思います。

母は優しく微笑みながら、「大人になったら魚も好きになるわよ」と言っていました。その言葉は今でも私の心に深く刻まれています。

私も子供たちに同じことを伝え、彼らも大人になって自分で魚を選び、食べるようになりました。
青魚、特にぶりが栄養価が高いことを理解していたからです。

子供たちにとって初めてのぶりは、最初は戸惑いながらも、その後の栄養価と美味しさに感心していました。彼らが成長し、自ら魚を求めるようになったとき、私は母のような満足感を感じました。

20年以上も前、息子は私が営む居酒屋に立ち寄りました。そこで、「お土産だよ、ぶり。なんか作って。」と、丸ごと大きなぶりを手にして現れたのです。

料理を全くしない息子は、魚を捌く難しさや手間を知らないまま、何気なく大ぶりを届けたのです。私はそのとき、感謝とともに少し手間取ることもあったけれど、ありがたく受け取りました。

さすがにその日の晩は捌けず、翌日居酒屋の誇るぶり料理がメニューに加わり、息子の提供したぶりは特別な一品として楽しまれました。

今でも、ぶりを食べるたびに、母の味と家族の絆を思い出します。家族の絆を育む大切な食の記憶となっています。

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