里芋煮の作り方と思い出

【里芋煮レシピ】




材料(3人分)


鶏もも肉 200g

里芋 5個

こんにゃく 1枚

にんじん 1本

ちくわ 3本

しいたけ 4個

水 400ml

だし、油、酒、少々

砂糖 大2

しょうゆ 大3




作り方


1. 鶏肉を小さく切り、里芋は皮をむいて、1個を半分に切ります。




2. こんにゃくはスプーンでちぎり、にんじんは皮をむいて一ロ大に切り、ちくわしいたけも一口大に切っておきます。






3. 鍋に油を入れ、鶏肉、こんにゃく、にんじんを先に炒めます。



4. しいたけとちくわは水を加えてから入れます。あくが出たら、すくい取ってください。



5. だし、酒、砂糖を先に入れ、約10分煮てからしょうゆを加えます。



6. 味を見ながら、約20分煮て煮汁が少し残る程度で火を止めます。



これで、今年初めての新里芋煮が完成します。ぜひお試しください。




まとめ


この料理は、里芋を主要な材料として使用しており、季節感を楽しむことができます。里芋は特に秋から冬にかけて旬の食材であり、その時期に楽しむことができます。

里芋煮には鶏肉、こんにゃく、にんじん、ちくわ、しいたけなどさまざまな食材が含まれており、食感と味のバリエーションが楽しめます。

だし、酒、しょうゆなどが使われ、独特の風味を持つ煮汁が作られます。これが食材に深い味わいをもたらし、料理全体を引き立てます。

里芋煮は、日本の伝統的な家庭料理の一つであり、家庭で手軽に作ることができる点が特徴です。季節感や地域によるアレンジがあるため、家庭ごとに独自の味があります。

鶏肉や野菜、こんにゃく、里芋などがバランスよく含まれており、栄養価が高い料理と言えます。特に、里芋は食物繊維やビタミンCを含み、ヘルシーな一品です。

「里いも煮」は、日本の家庭料理の中でもシンプルで美味しい料理であり、季節感を楽しむことができる魅力的な一品です。




思い出


私は田舎の農家で育ち、家食卓にはいつも温かな雰囲気が漂っていました。母の手によって丁寧に作り上げられる料理たちは、私たち兄妹の成長を支える力となりました。

その中でも特に思い出深いのは、いつもの煮物の一つ、里芋煮です。母は手際よく里芋の皮をむき、季節ごとの野菜と共に優しく煮込んでくれました。その煮物の香りが家中に広がり、一日の労働の疲れを癒してくれるようでした。

里芋煮の作り方は母から教え込まれ、私もその手順を覚えるうちに、母の手腕と愛情を感じる瞬間となりました。野菜たちは畑で収穫され、食材たちは家庭で大切に扱われていました。その家庭のぬくもりが、食卓に並ぶ料理にも表れていたのです。

田舎ならではのシンプルで美味しい食事は、私たち家族にとって豊かな暮らしの象徴でした。母の手料理は、ただの食事以上に、愛と労働の結晶であり、その味は今でも私の心に深く刻まれています。

私も大人になり、子供たちがまだ小さかった頃、料理を手伝わない彼らが、珍しく何か手伝いたいと言ってきました。その日、私は普段あまり手を付けない里芋の皮むきを頼んだのです。水に浸したぬるぬるの里芋に触れ、子供たちは初めは戸惑いつつも、興奮と喜びに満ちた表情を見せてくれました。

途中からは飽きてきて、時折ふざけることもありました。食べ物で遊ぶことは許されない環境で育った私は、真剣な表情で彼らを叱りました。しかし、長時間かけて里芋の皮むきをした結果、子供たちの手はかゆいと嘆きながらも最後までやり遂げました。私は怒りっぽくなっていた自分に気づきながらも、子供たちの努力に心が温まりました。笑顔がこぼれた瞬間でした。

子供たちは自分たちでむいた里芋を誇らしげに食べました。しかし、煮物は多めに作っていたせいか、食卓に再び煮物が登場すると、すぐに子供たちは飽きてしまいました。それでも、その日の思い出は特別なものとなり、家族が一緒に過ごすひと時が宝物として心に残りました。

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